【Dots Members】[Eone Japan] 障害の有無に関わらず、誰にとっても価値あるデザインを。

2017年7月9日 • Views: 580

「すべての人を含むデザイン」、障害の有無に関わらず使える、かっこいいデザインを提供すること

アメリカに本拠地を持つEone(イーワン)の支店としてDotsYOYOGIに入居されたEone Japanさん。触る時計―Bradley Timepieceのウェブマーケティング・プロモーションを担当しているファン・ラヨンさんにお話を伺いました。

ーまず、はじめにEoneってどんな会社か、教えてください!

ユニバーサルデザインの会社です。Eoneは、「everyone」の略で、「すべての人を含むデザイン」、障害の有無に関わらず使える、かっこいいデザインを提供することをミッションとしています。Eoneは、大元はアメリカにあり、イーワンコリアの支店、という位置付けで今、私は日本で働いています。

ーグローバルな会社なんですね!どのようにEoneのことを知ったんですか?

わたしがEoneの存在を知ったのは、2014年のこと。当時わたしは仕事としてNPO団体に所属していた頃でした。団体には社会貢献に関心の強い人が集まっていたので、Eoneのデザインした時計がまだ出始めの頃に、使ってる人がいて。こんなのがあるんだな、面白いなーっと思っていたんですよ。
そこから、今、自分がこの会社にいるのは予想外ですね!笑

ーもともと、気になる会社だったわけですね。ファンさんはこの春Eoneに合流するまでどんなお仕事をされていたんですか?

新卒で勤めた旅行会社・NPO団体・広告代理店勤務、とキャリアは紆余曲折ありました。
学生時代も、社会に出てからも、「わたしにとって、どんなことが “良い” か?」とずっと考えてきました。社会の役に立ちたくて、「良いこと」をしたかったけど、「良いこと」なだけでは、わたし自身が満足できなかった。もっともっと一生懸命働いて、自分自身にチャレンジしてみたい、という気持ちがあったんです。

悩みながらやってきましたが、Eoneでの仕事は自分のやりたいことに合っていると感じています。人の役に立つこと、自分自身がやりがいを持って取り組めることのふたつを両立できています。日本ではまだこれからですが、イーワンコリアでは、障害に関しての講義をシリーズ化して行ったりもしています。企画はとてもやりがいがある仕事です。こういう(ユニバーサルデザインの)時計を売っているから、障害を持っている方とお話しする機会も多いです。自分の思い込みや偏見を点検しながら仕事ができて、人としても成長できる仕事だと感じています。


大学の講義中に起きたEone誕生のストーリー

ーファンさんがEoneを知るきっかけになった時計についても、もっと聞きたいです!

わたしはこの話がとても好きなんですが、Eoneの時計が生まれるまでのストーリーがあるんです。
代表がMIT(マサチューセッツ工科大学)に在学していた頃、講義中に、隣の席の学生に時間を聞かれたそうなんです。その学生は視覚障害のある方でした。時間を伝えたあとで、よく見ると彼の腕にも、腕時計がついていて。なぜ使わないのか?と代表は不思議に思ったそうなんですね。実はその当時、視覚障害者向けの時計は、読み上げ式か、時計の蓋を開けて手で触る方式しかなかったんです。ただ、手で触るタイプは針が折れたりして壊れすいため、読み上げ式が主流で、それだと音が出るので講義中に、使えなかったんだと気づいたんです。

ーその出来事がきっかけで時計を作り始めたんですね!

そうです。代表は試行錯誤を重ねて、点字タイプの時計を試作しました。試作品の意見をもらうために視覚障害の方に集まってもらった時にハッとする出来事がありました。まず実は視覚障害のある方のうち、点字を読める人は2割ほどしかいないということを知ったのです。さらに、点字は言語によって違っていて、世界共通で使えないということも。
そしてなにより驚いたのは、試着した人から「これはどんな色?」「フェイスは大きい方がかっこいい!」などのデザインに関しての声がたくさんあがったたことでした。

ーなるほど、障害をカバーするための機能に重点を置いていたんですね。

反省すべきことだと言っていましたが、視覚障害のある方は、自分の姿を見ることがないからファッションにはそれほど関心がないんじゃないかって思っていたそうです。でも、そうじゃなくて、誰でもおしゃれしたい、かっこいいものを使いたい。その想いに触れて、デザイン性の高いものへと開発を進め、視覚障害のある方にもそうでない方にも認めてもらえるデザインを作っていったんです。


使う方の意見を汲んでつくられる洗練されたデザイン

ー素敵なお話ですね。洗練されたデザインは、使う方の意見を汲んでつくられていったんですね。
 そんなEoneでの、ファンさんのこれからの夢はなんですか?

Eoneとしては、日本ではまだまだこれからなので、売り上げを伸ばすことはもちろん、社会的貢献もしていきたいです。
韓国はまだまだ、交通権が守られてないなど、バリアフリー化が進んでいないんです。日本は韓国と比べてうんと進んでいる印象です。なので、日本で使われているユニバーサルデザインを勉強したいなと考えています。興味津津です!

ーありがとうございます!最後にひとこと、PRをおねがいします!

スティービーワンダーもつけている触る時計「Bradley Timepiece(ブラッドリータイムピース)」を日本でももっとたくさんの方に使ってもらえるよう、頑張ります!これからも楽しいことをどんどんしていきたいと思っています。Dotsの入居者の皆さんとも、一緒にプロジェクトをできたら嬉しいです。

ファンさん、ありがとうございました!素敵な時計がどんどん広がっていきますように♪


Eone Japan ウェブサイト : http://eone-time.jp


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