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ブロックチェーン技術を利用したソーシャルメディアの開発を行なっている株式会社ALIS 代表 安昌浩さんにお話を伺いました。
信頼できる個人を可視化できる仕組みを目指して
早速、現在のお仕事について教えてください!
個人が書いた記事に対してお互いが評価しあうことで、信頼できる記事が何なのか、信頼できる人が誰なのかを可視化できるソーシャルメディア「ALIS」の開発を行なっています。
信頼の可視化というのは、どう行うんですか?
アリストークンというポイントのような仕組みを利用して信頼の数値化を実現しました。
良質な記事を書いた人、あるいは発見した人がアリストークンを得ることができ、その数で信頼できる記事と人がすぐにわかります。
また、ブロックチェーン技術を利用することで、記事が改ざんされることなく閲覧することが可能です。
アリストークンの払い出し数はどのように決まって行くのですか?
みんなから多くいいねをもらった記事は、アリストークンの払い出し数が増えます。
さらに、良質な記事を多く見つけてきた人にいいねをされると、より多くのアリストークンを得ることができます。
また、良質な記事を書いた人、それをより早く発見した人は、報酬を得られる仕組みになっています。
ブロックチェーン技術を使おうと思ったきっかけは?
もともと独立を考えていて、2011年に入社したリクルート系列の会社ではずっとHR(ヒューマンリソース)領域で商品企画や、新規事業を行なっていました。
事業開発やデータ解析などが得意だったので、それと絡められてウェブで提供出来るシステムがいいなと考えていました。そうして出会ったのがブロックチェーンという技術です。
一番大きかったのは、去年の3月にブロックチェーンの勉強会に参加して、その技術の可能性を身に染みて感じたことですね。また、そのすぐ後にブロックチェーンが得意なエンジニアが入って来てくれたことも大きかったです。
日本がビットコイン取引量世界1,2位を争う仮想通貨大国であることも後押ししてくれました。
格差のない社会を作りたい
仕事をする上で大切にしていることを教えてください!
「世の中にとって意味のあることをやる」ことですね。
今行なっているプロジェクトは、意味のあるものしか行なっていません。儲けるためではなくて、新しい時代はこっちだと推し進めているような感覚で仕事をしています。世の中にとって価値のあるものだと、誠意を持ってやることで良い仲間も集まってくれていると感じています。
今後の目標はありますか?
僕個人の目標が「格差社会をなくすこと」なんです。格差って、資本や情報、機会などあると思うのですが、資本主義の格差をなくしたいと考えていて。
僕は北九州の出身で、京都大学に入学していました。そこで出会った高学歴の人たちが偉そうだなってムカついたんですよ。笑
アメリカでは生まれた国や家で、その後の人生の80%が予測出来るってデータもあるそうなんですけど、同級生たちも例にもれず教授や企業の役員の親がいて、そういう国や親などの初期条件で、その後が決まってしまうような社会を変えたいと思いました。
社会に出てからも、初期条件に多くの人が囚われていると感じました。実際に出世コースに乗ってみてもただのステータスでしかなくて、世の中がそれをありがたそうに扱っていることに違和感を覚えていました。初期条件が全てという社会ではなく、誰がちゃんとした人間なのか、世の中的にどんな価値を持っているかを可視化するために「ALIS」というサービスを作りました。
Dotsを選んだ理由を教えてください!
ALISで資金調達を行うときに、単体でマンションを借りることも考えていたのですが、今時の起業の仕方は、シェアオフィスの方がふさわしいと思い場所を探していました。
実際に入ってみて、スマートロックや、セキュリティーカメラなど新しいシステムを導入していることが面白いと思いました。
最後にメッセージなどあれば、ぜひ!
僕自身、日本の良いシステムを世界に向けて発信して行きたいと考えています。仮想通貨は、日本が世界を相手に勝てるかもしれないと可能性を感じている領域ですし、投資してるだけだと面白くないじゃないですか。笑
ブロックチェーンに興味がある人は、Dotsで話しかけてください!
どんどん新しい挑戦に立ちあがっていって欲しいです。
Dotsの嬉しい宣伝まで!!安さん、ありがとうございました!
信頼が可視化された格差なき社会の第一歩を作っていってください!
会社情報
社名:株式会社ALIS
代表:安 昌浩
企業HP:https://alismedia.jp/