【コワ探 vol.5】築60年のアパートを再生!谷中 “HAGISO” に行ってきました

2016年1月19日 • Views: 13391

コワ探 vol.5は、今をときめく谷中!
オーナーの建築仲間、建築再構企画の佐久間さんのご紹介で、HAGISOを訪問します!

谷中銀座の路地を折れて少し歩くと見えてくる、シックな建物。
いけてるネオンサインが目印です!

いわゆる “コワーキング” ではないのですが、
たくさんの人の共働で成り立つ素敵なシェアスペース。
建築士でHAGISOオーナーの宮崎さんに案内していただきました〜!


谷中の “最小文化複合施設”

08
1FにはHAGI CAFEと、ギャラリーのHAGI ROOM。
2Fには、宮崎さんの事務所 HAGISTUDIOと、
HAGISOが手がける宿泊スペース “hanare” のレセプション。
コンパクトな空間を最大限生かして、ぎゅぎゅっと詰め込まれています。

02
HAGI CAFEは木調の落ち着いた空間。
対照的に、隣り合うHAGIROOMは白壁の明るいスペースです。

06
こちらは、“HAGI ART”の取り組み。
訪問した日は、藝大生による椅子の作品が展示されていました。
“萩荘” は、もともとは藝大生のアトリエ兼シェアハウスになっていたスペース。
今でも繋がりが深く、HAGISOキュレーションのもと展覧会を開催しているそう。

09
2Fはhanareのレセプションになっています。
併設するショップでは、セレクト雑貨を販売。
作家手作りのものから、HAGISOのオリジナルマグカップもありました!

10
インテリアには建材が使われていました。かわいい。。。
(この日、実は打ち合わせでおじゃましたのですが、
建築畑ぞろいだったためツボがマニアック。ひとしきり盛り上がります。)
随所のこだわりは紹介しきれない……ぜひ実物を!


街全体をホテルに見立てて

03
2分ほど歩いて、hanareも案内していただきました!
外装はHAGISOと同系色のグレー。金色のロゴがキラッとして素敵です。

全5室ある部屋にはそれぞれ名前がついています。
八手の間、 霞の間 、 光の間、 雲の間 、木葉の間。
リノベーション前から引き継いだ型ガラスの柄からつけているそう。

04
玄関を入ると、ぶち抜いた高〜い吹き抜け!(↑見上げた写真)
無骨な梁がかっこいい。
ここにあるのは、客室だけ。
大浴場は近隣の銭湯。レストランは街の美味しいご飯屋さん。
というふうに、街全体をホテルに見立てています。

アメニティ
HAGISOが手がける客室は細かなこだわりが!
部屋に積まれた重箱を開けると、オリジナルのアメニティが用意されています。
浴衣もhanareのロゴの紋様ですね!
宿泊人数分だけの、重箱の段数が増えるんですって!泊まりたい。。


建築士ならではの包括的な提案

16
……というふうに、単なる建築物の改修ではなく、ソフト面での新しい価値を生み出しているHAGISO。
築60年の、改修前の趣やかつてのアトリエの性格を大切にしつつ、
新たに、近隣に暮らす人や観光に訪れる人にも広く愛されています。

ハードありきの包括的な提案をできるのが、
建築士が事業を構想する強みであり面白さ、と宮崎さん。
それにしたって、一つの拠点にこれだけの機能を持たせることができるとは!
“最小文化複合施設” として、街に溶け込むとても素敵なスペースでした。

17

同じ日に宮崎さんを訪れた、アーティストの矢津さんも一緒に!

矢津さんは、京都にある展覧会の中に宿泊できる施設、
“KYOTO ART HOSTEL kumagusuku” を運営されています。
ものすごく、かっこいいです。。。そうだ 京都、行こう。

というわけで!
HAGISOのみなさま、おじゃましました〜!


Comments are closed.