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ウェブサイトでの接客から観光客の分析まで。サービス業や商業施設、地域に向けた新しいマーケティングツールの開発、提供を行っている 株式会社ゾイコーポレーション 日本支社長 崔在鎔(チェジェヨン)さんにお話を伺いました。
オンラインとオフラインの顧客データをシームレスに繫いでいきたい
まずは、現在のお仕事についてお聞かせください!
通常、物を買うときに、皆さんは実際の店舗(オフライン)やインターネット(オンライン)で買い物をしますよね?
そして、店舗や企業側は様々な方法で、オフラインとオンラインの顧客データを集めていますが、それらのほとんどは、分断され、つながっていない状態なんですよ。
私たちが提供するツールは、その問題点をカバーし、オンラインとオフラインを繋ぎ、総合的な顧客傾向分析を行えるサービスになっています。
具体的にどんなサービスを展開しているんですか?
1つは「WALK INSIGHTS」といって、これは実際の店舗(オフライン)向けのサービスで、特殊なセンサーを店頭につけることで「買う」「買わない」は問わず、お客さまの行動データを集められます。滞在時間や、来店頻度、さらには、店舗の前の通りを行き交う通行人のをデータをプライバシーに配慮しながら収集することができ、マーケティングに活かせます。実際に、国内では、株式会社Walk Insights というJVを作り、眼鏡市場や、秩父市など日本でも200〜300スポットにすでに設置されています。
もう1つは「Channel.io」といってウェブサイト(オンライン)向けの、接客チャットサービスです。電話やメールはお客様にとってもお店側にとっても手間がかかります。もっと効率的にコミュニケーションを取れるように、サイト上に素早く、手軽に設置ができる、チャットツールを開発しました。昨年の夏にリリースして日本、韓国と合わせると4000社以上、毎日150万人が使用しています。
すごい速度でサービスが浸透したんですね!今後はどうなっていくんですか?
顧客データは持っているだけでは、意味がありません。オフラインとオンラインを繋ぎ、活用していきます。店舗(オフライン)での情報を元に、オンラインにも連携できるようにしたいと思っているんです。
例えば、以前、ネット(オンライン)で購入した商品のデータをもとに、店頭でも、おすすめの商品を紹介したり、その逆もありえます。
タイムリーに提案をしていけるようにしたいと考えています。
韓国、日本、次は南アジアをターゲットに
日本で働こうと思ったのはどうしてですか?
韓国はマーケットが狭いんです。そうなると、アメリカ、中国、日本など、グローバル展開が必要になってきます。スタートアップで企業価値が10億ドル以上と言われるユニコーン企業を目指したいですね。笑
日本もアメリカ、中国と比べマーケットサイズは小さいですが、サービス、コンテンツに対しての価値を認めてくれるし、本国との距離的も近く、文化的にも似てることもあり、まずは日本進出を決めました。
それと実は、奥さんが日本人なのですが、日本で暮らすことを考えていました。
そんな時に、現在のZOYIの代表が、高校生の時の友人で、日本に進出したいと言っていて、まさに運命だと思いましたね。笑
奥様への愛と、ビジネスへの野望がマッチしたんですね♪ 日本でやりたいことはありますか?
韓国は、新しいものを比較的すぐに取り入れてくれるのでサービスを広げることができました。
日本では、まず実績を増やし、しっかりとデータの収集、検証を行っていきたいですね。そして将来、南アジアにも進出したいです。
最後に、お仕事でのやりがいや大切にしていることを教えてください!
大小の事業者規模を越えて、良い商品をお客様に知ってもらい、届けられるよう、より良いサービスの開発に取り組んでいます。
世の中には、まだまだテクノロジーで解決できることがあります。
ライフスタイルや、物の価値が変わる時、必要なのがテクノロジーです。国や政治家はすぐに変わらないですが(笑)テクノロジーは変わっていきます。
私たちはテクノロジーの会社なので、常に革新的に、それを目指しています。
最後に、Dotsの利用者の皆さんに向けて、チャットツール「Channel.io」を無料で使っていただける機会をご用意しました。もともと無料でご利用いただけるプランを用意していますが、より高機能で人気のある「Start upプラン(通常約5,000円)」が1か月間無料になります。よかったら使ってみてください。
崔さん、ありがとうございました!
これからも世界が変わる技術が生まれるのを心待ちにしています♪
会社情報
社名:株式会社ZOYI Corporation
日本支社長:崔在鎔(チェジェヨン)
企業HP:https://zoyi.co/ja