【Dots Members】[合同会社ワンダーノウズ ] 企業の “ 肌感 ” を伝えるブランディングで顧客との信頼関係を

2017年2月16日 • Views: 115

Dotsサポーター特集、第3弾!今回はすこし視点を変えて、企業の戦略に関するトピック。
どんなサービスにも競合がひしめく今、なにを武器に戦っていくのか?と考えたときに、「ブランディング」という言葉に行き当たります。そもそもブランディングってなに? フリーランス・中小企業でのブランディングの必要性、有用性とは? “ブランディング・ディレクター” の肩書で活躍する 合同会社ワンダーノウズ 財津成彰さんに詳しくお話を伺いました。


“~らしさ(オリジナリティー)”を自覚して活動するために

ー 今日はよろしくお願いします!財津さんの現在のお仕事内容について教えてください。

“ ブランディング・ディレクター ” を肩書にしています。企業・個人を問わず一緒にお仕事をしますが、今は士業の先生のブランディングをメインにしています。活動の主軸をデザインにおいていることが特色です。

ー よく耳にする言葉ではあるのですが……ブランディングって、なんでしょうか。

言葉が一人歩きしてしまっていて、ピンとこないかもしれないですね。横文字で難しく聞こえますが、実は、広告などの販促物を制作する機会があったとすれば、その段階で無意識にこなしています。チラシひとつ作るにしても、なんの目的でつくるのか、誰に渡すのか、どのくらいつくるのか、必ず考えますよね。そのステップを、成果物単位ではなく会社全体を対象にして取り組むのがブランディングです。社内で共通の根っこをきちんと持つことができれば、一貫性を持ってより効率的にビジネスを進めていけるようになる。“その企業の独自性=~らしさ(オリジナリティー)”に気づき、自覚し、会社全体で共有することがとても大切です。


ブランディング ≠ コンサルティング
クライアントと共同でのものづくり

ー 財津さんは、もともと映像のお仕事をされていたんですよね。

そうです。大学卒業後はテレビ局に就職。4年の営業職を経て、26歳でAD、33歳のときに演出、会社をでる40歳までプロデューサーとして仕事してきました。その後、独立して、大手レコード会社所属のミュージシャンのプロモーションや、企業広告等に携わってきました。

ーずっと制作の現場にいらっしゃったんですね! なぜ、ブランディングを自身の事業にされたのですか。

長年携わってきた番組制作の現場で、”誰も知らない番組”を世に出すためにどうすれば良いかと頭をひねってきた作業が、ブランディングそのものだったからです。ブランディング・ディレクターを仕事にしています、というと、「コンサルタントなんですね」と言われることが多いですが、実際は今までの制作の現場に近い仕事内容です。

ーブランディングとコンサルティングは違うものだと考えていらっしゃるんですね。

そうですね、クライアントとの関わり方が違っていると思います。コンサルティングには、客観的な視点からのアドバイスや知識を売る、という側面がある。良くも悪くも、コンサルタントの知識に依るところがあると思います。ブランディングの仕事は「こういうイメージでいきましょう!」と答えを与えるものではなくて、あくまでクライアント自身が持っているものに ”気づかせる” ことだと考えています。クライアントと一緒になってつくりあげていくものです。


ブランディングに取り組むプロセスが重要

ー具体的にどう取り組めば良いでしょうか。

個々にオリジナルにやっていくものなので「こうすればOK」と言いきることはできないですが、、「デザイン」に取り組むのはひとつ手立てです。“ らしさ ” を自覚した上で、実際に顧客に伝えなくてはならないので、弊社では具体的なアクションとして、デザインを主軸にしています。企業のブランディングを成功させるためには、社員にも考え方を浸透させる必要があります。その点でも、見える形にして共有することは有効だと思います。

ただ、デザインの成果物自体が目的ではなく、クライアントと一緒に作り上げるプロセスこそが重要だと考えています。最終的には、クライアント自身が表現をコントロールできるようになるのが目標です。PRであったり、サービス・商品自体がブレなくなること。その上で企業への愛着をもってもらえて、売上が伸び、利益をもたらしてはじめて、ブランディングが成功したと言えます。

ー あくまでクライアント自身の取り組みが大切だと考えていらっしゃるんですね。
  クライアントと一緒に取り組む中で、大変だったことはありますか?

問題意識が薄いクライアントとの案件で苦労しました。クライアント自身の目的がはっきりしていないと、無意味になってしまいます。
ブランディングは、ビジョンをたてて、達成するために具体的になにをしなければいけないか を一緒に明らかにしていく作業です。これって、企業の設計図と同じなんです。なので、理想としては一部署の担当の方だけでなく、決済権のある人が問題意識をもって一緒に取り組んでもらいたいと思っています。

ー 最後に、お仕事の上で大切にされていることを教えてください!

アピールポイントを押し売りするのではなく、良いところを大きく、悪いところを小さく見せるブランディングを心がけています。両方あって、その人・その企業の ”らしさ” だと思うので、そういった“肌感” を伝える仕事をしたいですね。顧客との信頼関係を築く近道はなく、人間同士のコミュニケーションと同じだと思いますので。
これからは、中小企業やフリーランスとして活動する人にもブランディングの考えがより重要になってくると思います。早い段階で根っこのブランディングの意識をもつことができれば、パーソナリティで勝負していくための強みになると思いますよ!


財津さん、ありがとうございました!
次回のサポーター特集では、企業法務を取り扱う 弁護士 山口智寛さんにインタビュー。“ 紛争解決よりも紛争予防 ” をモットーに、企業戦略のサポートをされる山口先生にお話を伺います。近日公開予定です!


会社情報
社名:合同会社ワンダーノウズ
代表:財津 成彰
企業HP:http://knwz.jp/index.html


Comments are closed.